友人と共にみつけた3年前の盗難車

先日、長い付き合いの飲み友達と飲んでいた帰りのことです。

久しぶりに休みの前の日、私は一人で馴染みの焼き鳥屋に行き、そこから馴染みのBARに行くという、一人飲み歩きをしていました。午前様になるなあという股間になってきて、そろそろ帰ろうかと思っている時に、飲み友達が現れて、そこからまた飲み始めるという、結局朝までコースの飲みになりました。まあ、どうせなら朝まで飲んで、始発で帰る方が有意義だなと思い、彼に付き合っていたのですが、そろそろ朝方になるから帰ろうと促した時に、彼はまだ飲み足りないのか、お腹が空いたのか、食事をしに行こうと誘ってきたのです。もう既に結構飲んでいて、もう十分お酒は飲めないくらいになってきていた私は、ちょっと無理かなと思いつつも、ご飯を軽く食べるくらいなら大丈夫かなって思ってOKしました。

フラフラと明け方の街中を二人で歩き、他愛のない馬鹿な話を笑い合い、とても楽しい時間だったのですが、歩いている時に彼が突然「あ!」と叫んだのです。何があったのかと聞くと、私たちの目の前に、三年前に彼が大事にしていた自転車がありました。そう、盗難車です。見間違いようがなく、それは彼自身が作った、この世にただ一つの自転車。見間違うわけがありません。すべてオリジナルのパーツを組み合わせ、彼自身がタイヤの組み立てから何からしていたものなのですから。相当大切に、そしてお金もかけて作ったという、その自転車を見た彼は、もうそこから酔いも覚めたらしく、すぐに警察に電話。私も酔いが覚めてきて、とりあえず警察が来るまでは一緒にいようと、寒い中現場に立っていました。もしも、先に盗んだ人がきて、それが危険な人物だったら、友人の身が危ないと感じて帰れなかったのです。でも私みたいなのに何ができるんだろう?ってちょっと思いましたが、叫ぶくらいはできるなと勇気を出して待っていました。

まあ、何事もなく、先に警察が来てくれて、彼は長くかかりそうだし寒いし、先に帰っていいいよと言ってくれて、私は結局、寒さに負けて始発を待たずにタクシーに乗って帰ったのですが、その後ろ窓から警察と友人の姿を眺めながら、とても妙なことに遭遇したなあと思いました。自宅に付いて就寝し、目がさめると彼からメールが届いていて、その後、犯人はすぐには現れなかったので、警察が自転車のそばで張り込みをし、彼は漫画喫茶で待機ということになっていたようですが、2日経っても犯人は現れなかったようです。警察が張り込みしているのがわかったのか、もしくは私と彼がそれをみつけた時に見られて警戒されたのかはわかりませんが、あんなに珍しい自転車を放置するなんて、奇妙なことです。わざわざ登録も変えていたみたいですし、犯人自身も気に入っていたのだと思います。

たかが自転車でも泥棒は泥棒。犯人がわかって処罰されるというか、彼に謝ってほしいなと思いました。きちんと盗難届けも出していて、無事に盗難車は彼の元に帰ってくるようですが、犯人がまた同じことを繰り返さないかなということは心配しています。ただでさえ自転車の盗難って、なんだか普通に多いですし、それで困っている人も多いと思います。軽い罪なのかもしれませんが、もっと窃盗という意識を持ってほしいなと思いました。業者が大量に盗んでいく集団盗難に私もあった一人です。マンションの自転車置き場から20台近くの自転車が盗まれる。そんなことってあります?どんなに堂々と盗んでいるのか。自転車の盗難に対して軽く見ている人が多いと思いますが、この軽視されている困った犯罪を、もう少しキチンと取り締まってほしいなと思いました。
taiho

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